「生協の葬祭サービス」とは、私たちの「くらし」に関わる幅広い分野でさまざまな活動をしている生協(生活協同組合)が手掛ける葬祭事業です
生協は農協や漁協のように厚生労働省の「消費生活協同組合法」に基づいて設立された法人で、生活レベル向上の目的で集まった一般の市民が組合員として自発的に出資金を出し合い、消費者自らが消費者の目線に立った運営をしている組合組織の総称です。
日本での設立は1879年(明治12年)と古く、現在国内には地域生協・学校生協・大学生協など数々の生協が存在します。また、全国にある生協はそれぞれが独自のテーマをもち、独立した法人組織として成り立っています。さらに、各生協は地域や都道府県単位で「連合会」として連携しており、有志の連合会によって全国約2,900万人(2017年度末)の組合員を擁する国内最大の消費者組織「日本生協連(日本生活協同組合連合会)」が形成されています。
日本生協連に加盟している生協の葬儀サービスの形態は、大きく分けると「直営型」「提携型」の2種類があります。「直営型」は、生協が独自に建設したセレモニーホールを直営しているスタイルで、生協ごとにネーミングやサービスが異なります。「提携型」は、地元の葬儀業者や互助会と提携してサービスを提供しています。提携先と意見交換をしたり内容の見直しを行ったりと、消費者の立場に立った生協としての活動がなされているのが特徴です。
全国の「生協」はそれぞれが独立した法人として運営されているため、葬儀サービスの内容や使用される施設、費用などはエリアごとに異なります。